song writers再演7/24
@シアタークリエ
町田のホテルに泊まったのち、『犯罪』を読みつつ日比谷に向かおうとしたら小田急が人身事故で止まっていました。こんなの…はじめて…!なんとか開演に間に合い無事観劇。
今回は半額になる学生チケットで、18列4番と後方下手寄り。クリエは段差がしっかりしてるから観やすくて大好き。
主演の屋良朝幸さんは名前聞いたことあるくらい…でしたが、なんとジャニーズで、嵐のワイルドアットハートやcrazy moonを振り付けていた方だそうで!道理でとってもダンスがきれいでした。
お話としては、
エディ(作詞家:屋良朝幸)とピーター(作曲家:中川晃教さん、なんと仙台出身)は幼馴染。
♩アイムソングライター
詞を書くのが運命
ちょっと切ないこの気分も
魔法の言葉で色をつけりゃ
街中のロンリー・ハーツとキスできる
曲づくりが人生
彼らが『秘密があれば』という曲をつくったところ、これが親友の音楽ディレクター・ニック(武田真治)のボス(これがまた)のお気に召した!
「てんこもりです!good news!」
契約?!デビュー?!と盛り上がるも、ニックから課せられたのは「歌姫の発掘」と「ミュージカルを一本仕上げる」こと。だがなんと偶然にもエディは前の日の晩、キャバレーにて田舎者だがセクシーでとっても歌の上手なマリー(島袋寛子)を見つけていた。
そしてエディは、マリーの力を借りつつミュージカルを作り始めるも、現実と物語の世界が交錯し始め…?!
というお話。
幕が開けてすぐ、
エリックがいなくなって絶望に暮れるピーターの独唱(これだけで泣ける)から始まったので、ああ、バットエンドなのかも…と思ったのですがとっても素敵なハッピーエンド!まあ、そうなることは途中の曲で予感していたけど、とても気持ちのいいところにストンと落ちてくれたお話でした。
中川晃教さんのお歌とダンスがとーーーっても素敵で惚れこみました。動きがキレッキレで、ふと手をあげたりジャケットを翻す一瞬のアドリブというほどではない癖がセクシーで惚れ惚れ…。CDとライブ映像、機会があれば買っちゃおうかな。あとポツリと突っ込むような話し方が超超かわいい。ピーターがかわいいのか中川さんがかわいいのか判別がつかなかった。
1幕は、しっかりたっぷり世界観というか、コンセプトのようなものを示してくれた印象。がっつり歌うこと歌うこと。人物同士の関係性が見えるってきっと大事なんだろうな、なんて思ったり。
付き合っていた恋人、家族とさえも縁を断ち切り、潜入捜査官として7年もの間カルロ達に力を貸す振りをしてきたジョー(仮名)。
ビジネス\麻薬!/ビジネス\売春!/
ビジネス\騙し!/ビジネス\恐喝!/と宣言して憚らず、終いには「チャ〜オ☆アメリカ!」(※ここのダンスキュートすぎだしうえたくさま脚長すぎてもてあましてた)なんて、まさかの自由の国万歳と歌いだしちゃうようなろくでもない彼らをようやく一網打尽にできるチャンスがやってきた。と、思ったらなんと別れた愛しのパティに刺されてしまうジョー・・・
「言えないことが、たくさん、あったんだ、、、」
ジョーーーーーー!!!!;;;;;;;
エディ「ストーーーーーーーーーップ!!!」
ええ〜〜!!
エディ「どうしてこうなっちゃうんだよ?!カルロ達を捕まえてハッピーエンドになるはずなのに!パティもこんな短絡的なことするような女じゃない!もっと冷静だもん!ちがう!はいやり直し!戻って戻って!」
アッ交錯ってこういうことね〜〜なるほど〜〜!!
エディの脳内で繰り広げられる「ミュージカル」の世界。でも、世界を行き来するようなSFとは一切異なるのが、この作品の肝であり面白いとこでした。あくまで「脳内のイメージ」というだけの話。
ハイハイ、じゃあ戻って戻って!あのシーンからね!と指示されて『ハーイ(右手上げてポーズ!)』と良いこのお返事する悪党ちゃんたちがキュートこの上ない。
なんやかんやでやり直した結果、なんとエディの脳内ミュージカルの世界に新しく現れたのは音楽ディレクター…ではなくジョーの上司(か同僚)で刑事のニック!エディ曰く「全く似合ってないヘンな格好。それにしても俺の想像ってば貧困。現実の世界のトモダチの顔しか出てこないんだもん、、、」